〜プロペラシャフトの交換 [DIY]〜
2007/03/14


昨年末にたぁぼと高山方面に遊びに行ったのだが、その帰路、
どこかからキコキコ音がするようになった。
で、さんざん車の下にもぐってみたりしたが、どうにも音の原因が分からない。

タイヤが回っている時しか聞こえないので、
エンジン周りではないだろう。
タイヤかシャフトか、そのあたり。
走行に全く支障がなかったので、余り真剣に考えていなかったが、
徐々に、徐々に大きくなる異音にイライラが最高潮に達したので
真剣に取り組むことにした。
パッドの面取りデモしてみるかぁ、と、
ジャッキで上げて、タイヤ、パッドを外して面取りして…
パッドを戻そうとしたその時!!
「キコ〜」
ん?パッドは外しているのに音がするじょ?
どこだべ?
パッドをわしづかみにしてぐりぐりまわすとどうやらフロントプロペラシャフトのリア側、
ダブルカンダルジョイント?のあたりだ!!
今月頭に、ついにその音の発生源らしき部位を突き止めた。

で、どうせまたユニバーサルジョイントの辺りだろうなぁと、
※当シャフトのフロントのUジョイントは異音を発し、昨年交換済
とりあえずUジョイントを手配。
いつもの車屋さんにGO!!
交換してちょ。
しばらくごにょごにょともぐっていた整備士さんの手には外されたプロペラシャフトが!!
で、コメント。
「これ、Uジョイントじゃなくてここだよ」
2連Uジョイントの間のボールベアリングを覆うゴムが割れている。
このゴムが、ベアリングを順渇するグリスを保持する役割を持っているようだが、
そのゴムが無いんだから潤滑はしないし、
水や泥、砂までもが内部に混入する。
で、ベアリングがベアリングの仕事しなくなる。
そんなことお構い無しにプロペラシャフトはグリグリ回されるわけだから、
熱を持って更にベアリングを痛める。
結果、金属同士の摩擦が音を発する。

まぁ、Uジョイントはいずれ消耗するだろうし無駄なわけではないが、
新たに部品を手配しなければ。
で、値段を調べたら\(@o@)ノノなお値段。
困っていると、チェロ仲間のmotoさん(メンテの鬼)からお電話が!!
部品取り車情報を下さった!!
95年式のXJからの部品だが、交渉してくださったようで、
とても「りぃすなぶる」なお値段で入手できました。
で、早速交換。できるかな〜?


届いたのが青枠でくくった部品。プロペラシャフト丸ごと交換です。
赤い太矢印部分の中身が異音発生源。
その下の図は、プロペラシャフトを分解するとこんな感じになっています、の図。



これはフロントデフ側。
黄色○のボルトを4本外すとシャフトが外れて…(下の写真に続く)


こんなふうになります。
最初の図の青○で囲んだ部品で装着されています。
ミッション側も同じように外します。
最初の図の黄緑○で囲んだ部分が対象部分です。


取り外したプロペラシャフト(手前)と
手配したプロペラシャフト(奥)


拡大。パッと見、劣化は良くわからないが…


問題の箇所はこんなに奥まったところに。
取り外したプロペラシャフト(左)と
手配したプロペラシャフト(右)。


実は手配したプロペラシャフトにもゴム部分に亀裂が…!!
ただし、実際にこのダブルカンダル?ジョイント部分を手で動かしてみると、
これまでのものよりもはるかにスムーズに動いたので、
迷わず交換することに。

ゴムですので、経年劣化は当然で、
いつか皆様のチェロにも同じ事が起こります。
だめになったらまた部品取り車をあたります。
逆の手順で取り付けておしまい。

2007/07/10追記 ;
4ヶ月ほど経過した現在、異音は全く出ていません。
改めてメンテの鬼ことmotoさんに感謝です。





おしまい





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